四国といえば88ヶ所お遍路の旅が有名で,最近は歩き遍路の人たちを多く見かけるようになりました。四国EVラリーは環境にやさしい電気自動車で88ヶ所巡りを実施し、電気自動車の性能をアピールしようとの意気込みで1998年からスタートいたしました。しかしながら、険しい山の上などにも設けられている巡礼札所…弘法大師様が修行として歩まれた道ですので、おいそれとチャレンジできるルートでありませんでした。開催当初は走行も儘なら無いEVカーもございましたが、回を重ねるたびに電気自動車の性能・信頼性が目に見えて向上し,2005年度は、遂に1番札所霊山寺から23番札所薬王寺までの全ての札所をチェックポイントに、そして数年前には更に性能向上を披露できる内容までに成長いたしました。さて、四国EVラリーは、多くの競技会に比べ、活発な情報交換が行われています。バッテリーの充電時間や空き時間には、それぞれの車両を囲んでの意見交換などが絶えず活発に行われる、貴重なコミュニケーションスペースとなっております。また、バッテリーの充電性能だけでなく、車両全体の出来も左右するダートトライアル競技では,各マシンの性能を目の前で見ることも出来き、回を重ねるごとにレベルアップをする参加者たちを、四国EVラリーがお手伝いできているんじゃないかなと自負したりもしております。昨年度2007年大会で記念すべき10回目を迎え、本年度は11回目の大会としてさらなるパワーアップを目指して参ります。今大会が、日常使用する車としてEVコンセプトに寄与し、クリーンな自動車社会を目指し、地球環境の保全とエネルギー問題の対処に結びつくことを祈念致し開催いたします。

 
DIXCEL
 
 
 
四国EVチャレンジ2000委員会